雨降りが多かった今年の夏。透き通るような青空と、爽やかな風が恋しくて恋しくて仕方なかった8月。
いつまでこの夏雨は続くのだろう…と、空を眺める日が続いたけど、カレンダーをめくると同時にあっけなく夏は終わり、入れ替わるようにして訪れた秋。
そう思ったときふと、頭に浮かんだ那須高原と尾瀬ヶ原の景色。気づけばカメラとレンズ数本を入れたカバンを持ち出し、ハンドルを握る私。
那須高原といえば牧場のイメージ。というわけで、ます最初に牧場へ向かうことにしました。
到着すると、そこには求めていた秋の空と、空の色を映した美しい湖がありました。空に浮かぶ雲が、まるでヒツジのようです。
那須の秋空と雲色のどうぶつたち。
園内に入ると、雲色のヤギたちがお出迎え。
おめめクリクリの笑顔がかわいいヤギさん。ヤギさんの毛の色はとても明るい色。正午前後の日差しの下では光が強すぎて毛並みの質感が白く飛んでしまうので、朝のやわらかい光でやさしく切り取ります。
朝はどうぶつたちもお腹がすいているようで、近づくとごはんをおねだり。一瞬見せるかわいい表情はシャッターチャンス。
ウシさんたちもおねだり。上目遣いがなんともかわいくて癒やされます。
このおうまさんは、ちょっぴりシャイな子。いつも遠くから静かに見守る様子が、クールなイケメンのようにも見えて。
日差しが強くなってきたので、飼育小屋へ。小屋の中は直射光とは違うやわらかい光に包まれ、どうぶつたちの表情がよりやさしく見えます。この子の名前は「めりん」ちゃん。小首をかしげた表情が愛らしいのです。
そして、この子の名前は「わたげ」ちゃん。わたげのようにふわふわな毛並みがかわいい子。手書きのネームプレートがこれまたかわいい。
口元やしっぽなど、パーツだけ撮るのも好き。どうぶつの口は「ω」の形。
どうぶつたちがあまりにかわいくて、夢中で撮影していたらいつの間にかお日様は空高くへ。おなかが空いたので出口へ向かうと、こんなところに放し飼いのヤギさん。
ところが、近寄ってみるとこの子はヤギさんではなく、伝説の鹿…という名の置物(笑)
湖を去る前に伝説の鹿さんにご挨拶してから牧場をあとにしました。ステキな景色を見せて頂きありがとうございました…とつぶやきながら。